よしおとプロレス

プロレスに関することを書いていくブログです

≪G1クライマックス27≫ ケニー・オメガ vs 鈴木 みのる 戦の感想

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  Bブロックも開幕していよいよ本格的にG1クライマックスが始まった気分になりました。

 今回はそのなかで7月20日に後楽園ホールで行われた メインイベント のケニー・オメガ 選手 と 鈴木 みのる 選手 の対戦の感想を書いていきます。

 この対決は 初遭遇 であり、ユニットの長同士の対決となります。

こんなカードがいきなり観れるのもG1クライマックスの最大の魅力ですね。

 

 その中でこのカードがいかに素晴らしいかを語るのはとても大切だと思い書かせて頂きます。

 

  異なるオンリーワン同士の対決

 この2人の選手はスタイルが全く違います。

 

 ケニー選手は バックヤードレスリング(乱暴に言えばプロレスごっこ)をバックボーンとしており、型にはまらないスタイルで人気を博してます。

 

 一方の みのる選手はUWF総合格闘技を渡り歩き、それらのスタイルに従来のプロレスのスタイルを混ぜた異色のレスラーです。

 

 全く違うスタイルですが、2人とも現代のプロレス界ではトップランナーでオンリーワン。

そんな2人の初遭遇。興奮しないはずがありません。

 

 型破りなスタイルとシンプルなスタイル

 この日のケニー選手もいつも通り派手で型破りなスタイルで存在感を発揮します。

前リーダーの AJスタイルズ選手 ともまた違った派手さがあり、レスラーのレベルとしては オカダ・カズチカ選手 と並んで 異次元の領域 に達していると思います。

 ある意味プロレスの最先端を走ってるような存在です。

そんなケニー選手 と正面から対峙して存在感を発揮するのは至難の業なんじゃないかと思わされます。

 

 しかし、試合はケニー選手の独壇場にはなりませんでした。

ケニー選手 の色が出れば出るほど、みのる選手の存在感がより際立ちます。

 

 派手なケニー選手 に対して みのる選手はとにかくシンプルです。

高速ドラゴンスープレックスも 宇宙人ブランチャも ムーンサルトもやりません。

殴ったり蹴ったり、関節を極めたりとにかくシンプルです。

フィニッシュ技も ケニー選手の必殺技に比べれば、普通のパイルドライバーです。

シンプル度合いで言えばヤングライオンに次ぐシンプルさだと思います。

技の一つ一つの精度や繰り出す間合いが尋常じゃないレベルなのです。

 

 鈴木 みのる というレスラーの凄み

 ヤングライオン並みのシンプルさで、最先端のプロレスに対応した だけでも凄い事実ですが、驚くべきことに みのる選手は現在49歳であるということです。

同い年の永田 裕志 選手は今年でG1を退くというのだから驚異的です。

 しかし、みのる選手には他のベテランレスラーのような色あせているイメージは無く、第一線で戦うトップレスラーというイメージです。

 

勝って欲しかった・・・

 ケニー選手 と みのる選手の試合は本当に素晴らしかったです。お互いに異なるスタイルが 噛み合いメインイベントにふさわしい試合となりました。これほどレベルの高い試合が日本で観戦できるのは本当に素晴らしいです。

 

 ただ一つ不満があるとすれば、みのる選手 に勝ってほしかった・・・

ぼくの推しの選手が みのる選手なので勝って欲しかった・・・

 

ただそれだけです。